酸欠と過呼吸の症状の違いと原因!いざというとき対処方法

この記事は約 5 分で読めます。

最近息苦しい、
すぐ疲れてゼェゼェ行ってしまうことが多くなった、
突然息がうまくできなくなった。

なんて症状が出ている方、
いらっしゃると思います。
「これって過呼吸?酸欠?」

「病院に行きたいけど何科にかかればいいの?」

・・・なんて悩んでいませんか?
どちらも非常に息苦しく、
とてもつらいのは共通していますが、
具体的な症状の違いはあいまいなところですよね。

そこで今回は、
酸欠と過呼吸の症状の違いと原因について
まとめてみました。

スポンサードリンク

酸欠の症状と原因

酸欠、正式名称を「酸素欠乏症」といい、
文字通り酸素が不足することが原因で起こります。

一般的な空気中の酸素濃度は21%
人間の肺の酸素濃度は個人差がありますが、
一般的に16%あり、呼吸によって
常に空気の交換が行われています。

hai

通常は酸素濃度が高い空気中から、
濃度が低い肺へ酸素が送られますが、
空気中の酸素濃度が低くなるとお互いが逆転し、
肺の空気が奪われてしまいます。

そうすると肺から体内の様々な器官に
酸素が充分に送られなくなり、
様々な症状が現れてしまうのです。

酸素濃度16% : 呼吸・脈拍が増える、頭痛悪心、吐き気、集中力の低下
酸素濃度12% : 筋力低下、めまい、吐き気、体温上昇
酸素濃度10% : 顔面蒼白、意識不明、嘔吐、チアノーゼ
酸素濃度8%  : 昏睡
酸素濃度6%  : けいれん、呼吸停止

 

空気中の酸素濃度が低ければ低いほど重症化しやすく、
脳に後遺症も残りやすくなります。

 

通常の環境ではここまで低下することはありませんが、
たった数%低下するだけでも
さまざまな症状があらわれます。

 

例えば締め切った室内や満員電車の中にいると、
なんだかボーっとしてきたり、
眠くないのにあくびが出たり、
貧血のようにふらふらしたりすることありませんか?

それこそが酸欠の症状

 

長期間この状態にさらされると、
症状が慢性化し、
思わぬ病気につながることがあるのです。

  • 痩せにくくなった
  • 常に眠い
  • だるい、疲れやすい
  • 集中力が続かない
  • 視力が落ちる
  • 偏頭痛
  • 冷え
  • むくみ
  • 肩こり

 

これらの症状に覚えがある方は、
酸欠が原因になっているかもしれません。

また、環境的な要因がなくとも、
体質的に呼吸が浅くなりやすい方もいます。

 

覚えがある方は次の
対処法を試してみてください。

スポンサードリンク

酸欠になった時の対処法

こまめに換気をする

締め切った家の中やオフィスにいる場合は、
1日の内1~3回窓を開けて新鮮な空気を入れましょう。

寒い冬や暑い夏はどうしてもエアコンを
つけるために怠りがちですが、
1回の換気は5分程度でOKなので、
家族や同僚と協力して換気を行うようにしましょう。

 

運動をする

体質的に呼吸が浅くなっている場合は、
1度の呼吸で取り込める酸素が少ないため
酸欠になりやすくなっています。

運動を行えば肺や横隔膜が鍛えられ、
肺活量がアップし、呼吸が深くなり、
酸素を多く取り込めるようになります。

試合や大会など緊張を伴う運動より、
リラックスして行えるものがおすすめです。

 

深呼吸をする

運動する時間もなく、電車など換気できる環境にいない場合は
深呼吸が有効です。

ゆっくりと息を鼻から吸うと同時におなかを膨らませ、
次にゆっくりと口から息を吐くと同時におなかをへこませる腹式呼吸を、
朝晩や仕事などの合間に10回程度行ってみてください。

体に酸素が行き渡り、
酸欠状態の改善を助けます。

 

鉄分を摂取する

鉄に含まれる「ヘモグロビン」は、
体中に酸素を運ぶ手助けをしてくれます。

成人男性の1日の摂取目標は1日あたり10mg~15mg。

食品にすると、鶏レバー30g、あさり7個程度、
取りすぎに注意が必要ですが、
1日の食事の中で上手に摂取しましょう。

 

もし、これらの方法を試しても一向に改善が見られない場合は、
内科、もしくは呼吸器科を受診してみてください。

もちろん、他の重大な病気の場合もありますので、
気になる場合は総合病院などで症状を伝え、
対応する診療科を受診しましょう。

 

過呼吸の症状と原因

過呼吸の発症は男性よりも女性がなりやすく、
若年層に多いという傾向が見られます。

douki

正式名称は
「過呼吸症候群」または「神経性呼吸困難」といい、
酸欠は「空気の不足」で起きるのに対し、

必要以上に「呼吸をしすぎてしまう」ことで起こります。

 

過度の呼吸により血液中の二酸化炭素が排出されすぎてしまうことで、
体がアルカリ状態に陥り、延髄の反射によって無意識に呼吸が止まります。

 

しかし脳は呼吸を続けさせようとするため矛盾が起こり、
呼吸困難や手足の硬直、まれに失神を引き起こすのです。

多くの場合、精神的なストレスが原因となっており、
自律神経の乱れとも深い関わりがあります。

 

過呼吸の主な症状

  • 息苦しい
  • 呼吸がはやい、動悸
  • 胸部の圧迫感や痛み
  • めまい
  • 手足や口周りのしびれ、硬直(テタニー)
  • 失神

これらに加え、呼吸がうまくできないことによる死の恐怖、
興奮状態・意識混濁も引き起こし、非常に不安を与えます。

直接的にこの症状が原因で死に至ることはありませんが、
長い場合は30分~1時間も発作が続くため、
心臓発作を誘発する危険性を持っています。

 

過呼吸になった時の対処法

以前は口元に紙袋やビニール袋などをあてて
呼吸させる方法(ペーパーバック法)が行われました。

しかし、この方法は空気を取り入れるために
少し隙間を開けておくなどの加減が難しく、
袋をぴったりとあてすぎてしまって、
かえって息ができず窒息に至る場合がありました。

現在は、リスクの方が高いとされ現在では行われていません。
発作が起こったときは意識的に深呼吸をします。

  • 吸うことより吐くことを意識する
  • 10秒くらいかけて少しずつ息を吐く
  • ゆっくり息を吸う
  • また息を吐く前に1~2秒息を止める
  • 10秒くらいかけて少しずつ息を吐く

 

現在ではこのような、
「吸う:吐く」が1:2になるくらいの割合で
呼吸することが推奨されています。

 

過呼吸を起こしている人を介助する場合は、
「大丈夫、安心して」など声をかけながら、
深呼吸を促すように背をさすると良いでしょう。

 

 

数分たっても発作が治まらない場合は
速やかに医療機関に通報し、指示を受けましょう。

少しでも過呼吸の症状がある場合は、
呼吸器内科・循環器科・精神科へ。

よく似た症状の疾患である場合もありますので、
不安を抱えず早めに受診しましょう。

 



どちらも正しく対処を

酸欠と過呼吸の症状の違いは一言でいうと

酸欠=酸素不足
過呼吸=必要以上の呼吸

ということになります。

 

いずれも様々な症状を引き起こし、
時に重度の症状に発展する場合があるため
充分に注意したいところです。

酸欠の場合は環境を良くすることで改善が望めますが、
精神的な要因というのはなかなか改善が難しいものです。

ストレスの多い現代社会では
誰でも起こる可能性があるのです。

自分自身だけでなく、
周りに症状があらわれてる方がいる場合にも、
適切な情報をお互いに共有し、
もしもの時にも正しく対処しましょう。

 

こんなHPも活用してみてください!

あなたは酸欠人間?簡単チェックができますhttp://www.karadakara.com/sindan/check/ch012_1.html

あなたのストレス度は?
http://www.morimura.com/stress.htm

スポンサードリンク


コメントを残す