噴火警戒レベルとは?噴火の可能性のある山は?

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日本には、世界中の火山の7%を保有している、
世界でも有数の火山大国です。

最近では、長野県と岐阜県の境にある御嶽山の噴火や、
口永良部島の噴火、箱根山の火山活動の活発化が
記憶に新しいですね。

火山に関するニュースの中で、
よく耳にするのが「噴火警戒レベル」という言葉。

気象庁によって、この噴火警戒レベルが
上げられたり下げられたりしていますよね。

ですが、この噴火警戒レベルとは、
一体どのようなものなのでしょうか?

また、噴火の可能性のある山について解説します!

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噴火警戒レベルとは?

噴火警戒レベルは、
気象庁がその指標を定めています。

気象庁によると、
噴火警戒レベルとは、火山活動の状況に応じて、

「警戒が必要な範囲と、防災機関や住民等の取るべき対応を
5段階に区分して発表する指標」

のこととしています。

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日本にある各火山の地元では、
都道府県、市町村、気象台、砂防部局、
火山専門家等で構成された、
「火山防災協議会」を設置しています。

 

協議会は、平常時から噴火した際の
避難計画等を協議しており、
気象庁からの噴火警戒レベルの明示を受けて、
地元の避難計画と一体的になり、
噴火警報・予報の発表、避難開始時期、
避難対象地区を発表します。

 

こうした協議会の働きは、
迅速な入山規制や避難勧告等の防災対応をし、
噴火災害の軽減につなげることが期待されています。

 

噴火警戒レベルごとの指標は以下の通りです。

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≪噴火警戒レベル≫

レベル1の呼称は、
以前は「平常」という言葉が使われていましたが、
2015年5月18日より、
「活火山であることに留意」という呼称に変更しました。

参照:気象庁
参照:気象庁http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/level_toha/level_toha.htm

 

2014年9月27日の御嶽山の噴火は、
噴火警戒レベルが1の状態で噴火したため、
「平常という言葉が、安全だという誤解につながる」
という声が上がったためです。

 

火山の噴火は、山によっては数千年前に噴火して以来、
火山活動に変化のないものもあり、
予想は非常に難しく、噴火警戒レベルに関係なく、
突然噴火する可能性も十分にあり得るのが現状です。

 

噴火警戒レベルが低いからと言って、
安全とは言い難いということを
よく理解しておく必要があります。

噴火の可能性の高い火山は?どれくらいあるの?

では、いま日本では、
どれだけの山が噴火の可能性があるのでしょうか?

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気象庁のHPでは、
常に日本中の対象となる山の
噴火警戒レベルを発表しています。

 

現在日本にある活火山は110。

そのうち、噴火想定に基ずく
地元自治体の避難計画が策定された火山は、
31火山となっています。

 

現在発表されている、
噴火警戒レベルが1以上の火山は以下の通りです。

 

・福島・山形県  吾妻山      レベル2(火口周辺規制)

・群馬県     草津白根山    レベル2(火口周辺規制)

・長野・群馬県  浅間山      レベル2(火口周辺規制)

・長野・岐阜県  御嶽山      レベル2(火口周辺規制)

・神奈川県    箱根山      レベル3(入山規制)

・熊本県     阿蘇山      レベル2(火口周辺規制)

・宮崎・鹿児島県 霧島山(新燃岳) レベル2(火口周辺規制)

・鹿児島県    桜島       レベル3(入山規制)

・鹿児島県    口永良部島    レベル5(避難)

・鹿児島県    諏訪瀬島     レベル2(火口周辺規制)

参考:気象庁HP  http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/keikailevel.html

 

このほかの火山については、
気象庁のHPで常に情報が更新されています。

 

活火山の周辺に住んでいる場合や、
登山する場合には、あらかじめ噴火警戒レベルを
調べておくようにしましょう。

 

レベルが低い場合でも、
噴火の可能性は十分にあることを頭に置き、
もしもの時のための防災対策を
忘れずに行うようにすることが大切です。

噴火が起きる前に!防災のための準備と対策

もし、噴火や、噴火に伴う降灰が起こった場合、
防災のためにどんなことが必要になるのでしょうか?

いつ起こるとも限らない噴火に備え、
できることは準備しておきましょう。

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噴火・降灰時に生命を守る事前準備と対策

【防災ハザードマップを確認し、避難先を決めておく】

防災ハザードマップ

国土交通省 ハザードマップポータルサイト
「火山ハザードマップ」http://disapotal.gsi.go.jp/viewer/index.html?code=6

 

【防災グッズの準備をする】

  1. マスクとゴーグル防塵マスク
  2. 防塵ゴーグル
  3. 3日分以上の飲料水(1人当たり1日3~4L)
  4. 3日分以上の保存食
  5. 手ぬぐい・タオル
  6. ヘルメット
  7. プラスチックラップ(電化製品を守るため)
  8. 電池式ラジオと予備電池
  9. 懐中電灯
  10. 予備燃料(暖房・車)
  11. 予備の衣服と毛布
  12. 応急処置用医療キット(常備薬を含む)
  13. 掃除用具(掃除機・交換用フィルター、シャベルなど)
  14. 現金(ATM停止に備えて)
  15. 防火服(火口に近い地域)
  16. 飛散防止シート(火口に近い地域)

 

これらのグッズは、火口に近い地域ならば
なおさら備蓄しておくとよいでしょう。

緊急事態が起こった際に、
すぐに持ち出せるように、
リュックなどにまとめておくと便利です。

 

また、家族との緊急時の連絡方法や、
避難先の共有など、
あらかじめ話し合っておくことも大切です。

 

あわてず冷静に対処ができるよう、
日ごろから防災対策を行っておきましょう。

おわりに

日本は火山大国。

外国人にも人気のある富士山も、
ある日突然噴火する可能性が十分ある活火山です。

 

世界遺産登録から、ますます人気に拍車がかかった登山ですが、
噴火への警戒は常に怠らないようにすることが大切です。

 

噴火は長いもので数千年単位で発生するため、
データが少なく、
専門家でも非常に予測が難しい分野です。

 

噴火警戒レベルに注意しつつ、
噴火が起こった際の、減災・防災対策を
しっかりと行うようにしましょう。

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