女性の体は、赤ちゃんができると、
それにともなって体に様々な変化が現れます。
妊娠中に現れる症状として有名なのが
「つわり」ですね。
その他にも、妊娠中に現れる症状には
個人差があり、多岐にわたっています。
この妊娠中の症状は、
妊娠初期の段階でも現れることがあります。
「妊娠初期症状」といわれる、
体がお母さんになるための
準備を始めたサインです。
しかし、妊娠初期症状は、
いつごろから現れるものなのでしょうか?
今回は、「妊娠初期症状」について
お伝えしていきたいと思います。
「もしかして?」と思っている方も、
そうでない方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
妊娠初期とは?どんな症状が出るの?
妊娠初期症状は、個人差があり、
症状が出やすい人と、
まったくでない人がいます。
これは、通常の生理前の症状の
重い・軽いに関係せず、
同じ人でも、1回目と2回目の妊娠で
異なったという方も多くいます。
また、通常の生理前の症状と
ほとんど同じような症状が出るため、
妊娠したことに気が付かないケースもあります。
≪妊娠初期症状≫
- 胸が張る、痛くなる
- 体がだるい、腰痛
- 眠い、眠気がある
- 腹痛、下腹部痛がある
- 頭痛
- 頻尿、下痢、便秘
- 食欲の増加、食欲不振、味覚の変化
- 肌荒れ、にきびなどの肌トラブル
- 涙もろくなる
- 基礎体温が高い状態が続く
- 少量の出血がある
生理前の症状と大きく違うところは、
基礎体温が高い状態が続くことと、
少量の出血があるというところです。
通常、生理が始まって2週間程度は
基礎体温が低い「低温期」が続きます。
その後「排卵期」が来て排卵が起こり、
体温上昇作用のある黄体ホルモンが出始めると、
基礎体温が高い「高温期」となり、
2週間程度続きます。
この間に受精卵が着床しなければ、
黄体ホルモンの分泌量が減って、
基礎体温が下がります。
しかし、妊娠した場合は
黄体ホルモンが分泌され続けるため、
高温期が続きます。
高温期が3週間以上続いた場合は、
妊娠の可能性が高くなります。
また、受精卵が着床する際に出血する場合があり、
少量の出血が見られる場合があるのも、
妊娠初期症状の特徴の一つです。
出血の量や色は人によって様々ですが、
だいたい生理が終わるころ~おりもの程度の量の場合が多く、
長くても3日ほどで止まります。
もし4日以上続く場合は、
不正出血の可能性もありますので、
注意が必要です。
その他の症状での違いは、
「いつもより強い」と感じる場合や、
「いつもはないのに症状が出た」といった、
「普段とは異なる症状の現れ方」をした場合は、
妊娠初期症状の場合があります。
とはいえ、
「妊娠したかも」と思っていると、
いつもより過敏になってしまうのも事実。
あまり神経質にならないようにしましょう。
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妊娠初期の症状はいつから始まるの?
では、そんな妊娠初期症状は、
いつごろから現れるのでしょうか?
早い場合では、受精卵が着床した時から、
症状を感じる方もいます。
「着床痛」といって、
受精卵が着床する際に、
下腹部に痛みを感じる場合があるのです。
この着床が起きるのは妊娠3週目。
妊娠周期の数え方は、
生理開始日を妊娠0日とカウントしますので、
「最後の生理開始日から約3週間たったころ」、
「次の生理予定日の1週間前くらい」
と覚えておくとよいでしょう。
ただし、
この妊娠3週目ころに起こる症状は、
「妊娠超初期症状」といい、
かなり早い段階での症状になります。
一般的に「妊娠初期症状」が現れるのは、
妊娠5週目ころからが多い傾向にあります。
つまり、
「生理予定日を1週間過ぎたころ」です。
この時期になると、
大体の方が「もしかして?」と
思い始める時期です。
このころに妊娠初期症状がある場合には、
妊娠の可能性が高くなります。
妊娠検査薬も使えるようになりますので、
検査してみても良いでしょう。
妊娠6週目になると、
エコー検査で妊娠が確認できるようになります。
ここまでくれば、
本格的な妊娠生活の始まりとなります。
妊娠初期症状は人それぞれ
妊娠初期症状は、人によってその症状や
現れる時期に大きな違いがあります。
妊娠や出産は、
人それぞれ個人差があって当然なのです。
ご紹介してきたものは、
すべて「そういった傾向がある」
という程度のもの。
必ずしもその通りに妊娠初期症状が
起こるわけではありません。
また、精神的なストレスは、
妊娠中の体に大きく影響します。
あまり神経質になりすぎず、
なるべくゆったりとした気持ちでいることが大切です。
妊娠初期症状は参考程度にし、
もし普段と違っていて気になる場合は、
産婦人科を受診することをお勧めします。