暖冬といわれていたのに、大寒波が訪れ、各地で雪に見舞われましたね!
スキー場は大喜びといったところでしょうか。
雪がいっぱい降ったらやりたいことと言ったら・・・「かまくら」ですよね!
寒い冬に、かまくらの中で、あたたかいお茶を飲む・・・うーん、いいですよね!
でも、かまくらって、どうやって作ると上手に作れるのでしょうか?
単純に雪を積んで中をくりぬくだけだと、いまいちうまくできないんですよね。
そこで今回は、かまくらの簡単な作り方とコツについてご紹介いたします!
目次
そもそもかまくらって何?
そもそも、かまくらとは何のために作るものなんでしょうか?
うんちくからどうぞ^^
かまくらのルーツは、諸説ありますが、
秋田県東部の伝統行事である
「火振りかまくら」にあるとされています。
旧暦の1月15日、今でいう2月の中ごろに、
水神様を祀るために雪で神様の家を作ったのが
始まりだといわれています。
本来かまくらとは、神聖な雪洞で、
かまくらの中に入ってすぐの正面に祀られた水神様にお賽銭をし、
家内安全や商売繁盛などをお祈りするためのものなのです。
現在では、そり遊びや雪だるまと並んで、
雪が積もった日の定番として、
かまくらは作られています。
中で寝転ぶのも良し、お餅を焼いて食べるのも良し、
子どもたちの楽しい遊びとして長い間楽しまれています。
しかし、最近では雪がたくさん積もることも少なくなってきました。
大人でもちゃんとしたかまくらを作ったことがない
という方は多いのではないでしょうか?
どっかりと雪が降ったこのチャンスに、
ぜひかまくらを作ってみましょう!
かまくらの簡単な作り方とコツ9ステップ!
かまくらを作る!といっても、
観光地にあるような巨大な本格的なものは
とてもじゃありませんが作れませんよね。
ここでは誰でも簡単にできるかまくらの作り方と、
コツをご紹介します!
【かまくらの作り方】
用意するもの
- 大きいショベル
- 小さいショベル
- 塩水
- バケツと水
- 20~30㎝くらいの長さの枝 10本程度
- 防寒対策
道産子が教えるかまくらの作り方9ステップ
- 雪を時々バケツの水をかけて硬くしながら一か所にかき集める
- 大人の背の高さ以上になったら、水をかけてショベルで叩き、表面を硬くする
- 最後に塩水をかけるか、そのまま一晩おいておく
- 20~30㎝の長さの枝を10本くらい、全体的に直角にさす
- 入り口を決めて、なるべく狭く削る
- 中を小さいショベルでくりぬいていく
- くりぬいているときに、刺しておいた枝が出てきたらその部分は掘るのを辞めて違う所を掘っていく
- 枝を目安に、壁の厚さが均一になるように、全体的にくりぬく
- 全体的に形を整えたら完成!
上手に作るコツは、しっかりと固めて、
丸く、大きく作ることです。
使用するショベルはプラスチックよりも、
金属のものを使った方が、
よりしっかりと作ることができます。
そして、もう一つのコツは、
「新雪の柔らかい雪で作ること」です。
雪が積もったらすぐ作りましょう。
おわりに
雪国の人なら分かりますが、雪かきはかなりな重労働です。
1時間雪かきをしただけでも、翌日に筋肉痛が・・・!
なんてことも珍しくはありません。
全身を使って作業をするので、かまくらを作るときも、
夢中になりすぎて無理をしないように注意しましょう。
子供たちにせかされて、お父さんガンバちゃうぞ!
なんて張り切っていると、翌日が大変ですよ。
かまくらづくりは無理をせずほどほどに、楽しく作りましょうね。