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節分の豆まきの掛け声って地方で違うってホント?

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2月と言えば、「鬼はー外!福はー内!」の掛け声でおなじみの節分ですよね!

節分には、家族で豆をまいて恵方巻きを食べる、という方も多いかと思います。

 

ところで、この豆まきの時の掛け声って、地方で違うってご存知ですか?

今回は、節分の豆まきの時の掛け声についてお伝えします。

 

 

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目次

なぜ節分に豆をまくの?

2016年の節分は、2月3日。

節分とは、毎年の立春の前日に、
その一年の無病息災を祈って行われます。

 

豆まきが行われるのは、季節の変わり目には邪気である鬼が入り込みやすく、
病気や災害など、よくないものを運んでくると考えられていたからです。

京都の鞍馬山からやってきた鬼の目に、
炒った豆を投げつけて退治したという伝説と、
「魔を滅する」=「魔滅(まめ)」というごろ合わせから、
家庭内の鬼を追い払うように豆まきを行うようになりました。

 

そんな豆まきの時の掛け声と言えば、
「鬼はー外!福はー内!」を思い浮かべる方が多いかと思いますが、
実はこの掛け声、地方によっては、
違う掛け声で豆まきを行っていることもあるのです。

 

そもそもこの掛け声は、家の中や家族に付きまとう
「良くないもの=鬼」を家から追い出して、
その後に一年の家内安全、来福を願って福を呼び寄せるために
「鬼は外、福は内」と唱えられます。

 

この掛け声は、なんと室町時代からあるようです。

 

しかし、地域によっていろいろな考え方があり、
異なる掛け声を唱える場合もあります。

 

では、豆まきの掛け声にはどのようなものがあるのでしょうか?

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地域によって違う?豆まきの掛け声を紹介!

豆まきの掛け声で、「鬼は外、福は内」は、
広く一般に唱えられていますが、
それとは異なる掛け声で豆まきをする地域もあります。

『福は内、福は内』

鬼は外!とは言わず、福は内だけを唱えるのは、
千葉県成田市の成田山新勝寺。

「不動明王の元に鬼はいない」という考えのもとに、
「福は内!」とだけ唱えられます。

 

節分の日には、成田山新勝寺では、
昼夜三回にわたって盛大に豆まきが行われます。

 

『福は内、カミは内』

紀州熊野の熊野本宮宮司の九鬼家では、
名前に鬼が入っているために、
豆まきでは「福は内、カミは内」と唱えます。

この他、名前に「鬼」が入っている家では、
「鬼は外」とは言わないそうです。

 

『福は内、鬼も内』

奈良県吉野郡吉野町の金峯山寺蔵王堂では、
福も鬼も内にと掛け声を唱えます。

というのも、全国で追い払われて鬼をこの地に受け入れ、
経典の功徳や法力、まいた豆の力で鬼を鎮め、
仏教の力で改心させようという考えがあるためです。

その昔、鬼を閉じ込めて仏法を説き、
弟子入りさせたという言い伝えも残っています。

 

『鬼は内、福も内』

これは宮城県村田町の掛け声です。

先ほどと似たような掛け声ですが、
こちらの場合は、鬼の腕の伝説からきています。

この地域では、渡辺綱が羅生門で
鬼の腕を切り落として退治した後、
この地で鬼が腕を取り戻して
さらに逃げてしまったという伝説があります。

 

そのことから、
鬼を取り逃がさないようにという意味で、
この掛け声を唱えています。

 

ちなみに、鬼を退治した渡辺姓の子孫の元に鬼は現れない為、
渡辺さんは「鬼は外」という必要がないのだそうですよ。

 

『福は外、鬼は内』

神奈川県川崎市の千蔵寺では、
「福は外、鬼は内」と逆に唱えます。

 

このお寺は江戸時代に創建されたお寺で、
本尊には厄神鬼王のインドの熱病除けの神様が祀られています。

 

この神様は、ノミと小槌を持って病根や災厄を退治してくれ、
鬼を内側に引き入れて改心させ、外に送り出すといわれているため
「福は外、鬼は内」の掛け声を唱えるようになったそうです。

 

これらのほかにも、各地域によって様々な掛け声があります。

 

特に、「鬼」を神様として祀っている地域や神社には、
「鬼は外」と唱える習慣はないようです。

 

青森県の津軽鬼沢では、
角のないやさしい鬼が慕われており、
節分に鬼退治の豆まきをしません。

 

鬼の土俵が祀られており、
ここで農夫が鬼と相撲を取って仲良くなったという伝説も残っています。

 

このように、豆まきの掛け声には、
その地域ならではの言い伝えや習わしが現れているようです。

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おわりに

節分の豆まきの掛け声には、
その地域によって様々なものがあるようです。

 

また、地域によっては炒った豆ではなく、
落花生を投げるところもあるようです。

 

殻がついている落花生は、
投げても殻を割ればそのまま食べることができるので、
衛生的で経済的だから、という理由もあるようです。

 

一口に「豆まき」と言っても、
これだけ地域ごとに違いがあるのは、
とても面白いですね。

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