元旦を迎えて行うものといったら
「初詣」ですよね?
初詣とは、新年を迎えて初めて
神社やお寺にお参りすることです。
昔は「年籠り(としごもり)」といって、
一家の主人が大晦日に氏神様の社(やしろ)にこもり、
家族の無病息災を祈願して、
年を送り迎えするならわしがあったんです。
初詣はその年籠りの名残と言われています。
さて今日は、案外知らない「初詣」の意味や
お参りの仕方、いつまで行ったらいいの?
など、詳しく解説しましょう!
昔は、初詣の前に「若水迎え」という儀式がありました。
「若水」とは、元旦の朝に井戸へ行き
最初に汲む水のことです。
現在であれば、元旦に蛇口から出る
最初の水が、若水になります。
この水を年神様にお供えし、料理などに使うことで、
一年の邪気を払うとされています。
若水を沸かして入れたお茶を「福茶」といいます。
福茶を飲んで、ゆったり新鮮な気持ちで、
新年を迎えたいものです。
目次
初詣はいつ行けばいいの?
除夜の鐘が鳴り終わったと同時に、
早々と初詣に行く人も多いようですね。
しかし、本来の初詣は元旦のおせち料理をすませてから、
初めて新年にお参りするものです。
初詣は、松の内(1月7日)から1月15日までに
お参りすればよいとされます。
松の内とは、松飾り(門松)を飾っておく期間のことです。
お参りする神社は、古くはその地域の氏神様が
まつられている神社でした。
やがてその年の縁起の良い方向(恵方)にある
年神様の神社にお参りするようになりました。
年神様のことは恵方神ともいい、その恵方神をまつる神社を
恵方神社ということから、
初詣をのことを「恵方参り」ともいい、
江戸時代の頃には盛んに行われていたようです。
では初詣のお参りの仕方についてみて行きましょう。
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初詣のお参りのしかた
まず!初詣に出かけるときは、
衣類を新しいものに着替えて
神聖な気持ちで出かけましょう!
『手水舎(てみずや)の手順』
- 手水舎(てみずや)で、右手にひしゃくを持ち左手を清めます
- 次に左手に持ちかえ、右手を清めます
- また右手に持ちかえ、左手のひらで水を受け、口をすすぎます
- 両手でひしゃくを立て、水を流して柄の部分を清め、伏せて戻します
『お参りの手順』
- 神前に進みます。参道の中央は避けて歩きます
- 軽く会釈をし、お賽銭を入れて、鈴を鳴らします
- 二礼して、左右の手のひらを少しずらしてからまた合わせて二拍手します
- 両手を合わせて祈願します
- 最後に深く一礼します
いつも前の人はどうやってるのかな?
と観察してから真似していませんか^^
前の人が間違って、
後ろの人もみんな間違ってることも
結構、見かけます(笑)
みんなでやれば怖くないですが、
正式なのお参りの仕方を知っていた方が、
いいですね。
子供のいる方は、ちゃんと教えてあげましょう!
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最後に
さて、
初詣では、破魔矢(はまや)を
買う人も多いでしょう。
破魔矢とは、魔除けの矢で、
正月に魔物の目に見立てた的を射たことから、
正月の縁起物とされています。
魔除けや、災い、厄払いの効果があるようです。
また、前の年の破魔矢やお守りは、
神社に納める場所があるので、
初詣の時に持っていくとよいでしょう。
新年を迎えて、新しく清らかな心で、
初詣に出かけてみてはいかがでしょうか?