一般的に左だけ腰が痛い原因で
ひねった、重いものを持った、ぶつけたなど
物理的なことなら対処方法もわかります。
しかし、何故か左の腰だけが痛いという場合は、
内臓の病気を疑ってみたほうがいいかもしれません。
どんな内臓の病気が左の腰が痛い原因になっているのか
みてみましょう!
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目次
左の腰が痛くなる内臓の病気とは?
原因がよくわからず、左の腰が長い間痛いという場合は、
内臓の病気が原因の場合があります。
内臓が関係する腰の痛みは、腹痛の範囲が広がって
腰痛のように感じるケースが多いです。
では、腰の痛みの原因に関係する主な内臓の病気をご覧ください。
胃潰瘍
腰が痛くなる他にもみぞおち付近が痛くなったりします。
胃潰瘍の主な原因
以前はストレスや暴飲暴食が原因と言われてきましたが、一番多いのは「ピロリ菌感染」です。胃の粘膜の防御機能が弱まり胃壁を傷つけてしまうことで起こります。
十二指腸潰瘍
腰の痛みの他に、みぞおちが痛くなる、胸やけ、食欲不振などがあります。
十二指腸潰瘍の原因
胃潰瘍と同じくピロリ菌感染で胃酸の分泌が多くなり、十二指腸の粘膜を傷つけることで起こります。
胆石症
腰の痛みより腹痛の方が強く痛みます。胆石症が原因で発熱や腹痛が起こる胆のう炎になる場合があります。
胆石症の原因
コレステロールの高い食べ物を食べ続けていると、コレステロールが結晶化され胆石になります。
急性膵炎(すいえん)
膵臓から分泌されるすい液が、膵臓を溶かしてしまうことで炎症を起こし腹痛や腰痛を起こします。
急性膵炎の原因
中高年の男性に多い病気で、アルコールや胆石が原因で起こります。
慢性膵炎
膵臓(すいぞう)に継続的に炎症を起こし腰痛や腹痛を起こします。
慢性膵炎の原因
主にアルコールや喫煙が原因です。
腎盂腎炎(じんうじんえん)
20~40代の女性に多い細菌感染症です。腰痛のほか発熱、吐き気、嘔吐、血尿などの症状があります。
腎盂腎炎の原因
大腸菌が尿道から侵入し腎盂に炎症を起こします。
腎臓がん
腎臓がんはがんの中でも1%という稀ながんです。腰痛の他にも血尿、食欲分などの症状があります。
腎臓がんの原因
喫煙、肥満、遺伝。特に腎臓は喫煙の影響を一番受けやすい臓器と言われています。
まとめ
左の腰が痛い原因は内臓の病気の場合があるということで
主な病気について上げてみました。
物理的な原因が思い当たらず、長く腰の痛みが続く場合は、
内臓の病気を疑ってみましょう。
ほおっておくと大きな病気に繋がる場合もありますので
早めに病院で診察を受けてください。