文学・歴史

縄文時代と弥生時代の違いはこれ!生活の様子がこんなに違う!

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縄文時代と弥生時代
この2つの時代の違いってなんだろう?

似たような時代で良くわからない、
そんな疑問を持っていませんか?

 

教科書によっては
「2つの時代にさほど違いはない」
なんて書かれていることもありますが、
いえいえ、そんなことはありません。

 

実は生活様式から人間の顔に至るまで、
わかりやすい違いがあるのです。

今回は、
縄文時代と弥生時代の違い
についてご紹介いたします。

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目次

縄文時代と弥生時代の違いとは?

縄文時代と弥生時代の違いは、
まずその時代があった時期が異なっています。

縄文時代は、
紀元前1万年ころから、紀元前4世紀ごろまでです。

 

弥生時代は、
その縄文時代後から3世紀後半ごろまでで、
弥生時代の方が、文明がすすんでいます。

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縄文土器と弥生土器

2つの時代、それぞれ縄文土器と、
弥生土器が有名ですが、
この土器には文明の進化を思わせる明確な違いがあります。

 

縄文土器は、
野焼きで低温で焼かれていて、
厚手、縄目模様があります。

そのほとんどが口が広くて深い、
深鉢形と呼ばれる形をしています。

これは、料理の煮炊きに使ったり、
雨水をためるのに都合の良い形だったため
ではないかといわれています。

 

弥生土器は、
野焼きから、土器に土をかぶせて
高温で焼く方法に変わり、
薄手になりました。

さらに、直線や幾何学模様など、
手の込んだ模様が多くあるのが特徴です。

 

弥生土器は、その形が3種類に分けられ、
用途によって使い分けていたとみられています。

  • 壺(つぼ)・・・首が細くて長く、穀物や液体の貯蔵に使用していました。
  • 甕(かめ)・・・口が大きく開いていて深く、縄文土器と同じく、煮炊き用に使用します。
  • 鉢(はち)、高坏(たかつき)・・・浅くて口の広い鉢や、鉢に台のついた高坏は、食べ物の盛り付け用に使用されていました。

この3種類の形に加え、
大小さまざまな大きさがあり、
使用用途によって、
はっきりと使い分けられていたことがうかがえます。

縄文時代と弥生時代の生活の様子

生活の様子にも、違いが表れています。

縄文時代後半には農耕もみられましたが、
生活の中心は狩猟や採集といった、
自然中心のものでした。

 

身分といったものもなく、
岩陰や洞穴などで生活を行っていました。

 

弥生時代になると、
稲作などの農耕生活が中心となっていき、
竪穴式住居を作り、
集団で一か所に定住するようになりました。

 

収穫した稲作などを保存するために
高床式倉庫なども作られ、
「ムラ」「クニ」といった集落が発生しました。

 

集団で生活するにあたって、
大勢をまとめる指導者もあらわれ、
身分の違いもみられるようになり、
クニ同士の争いごとも発生するようになっていきました。

 

3世紀ごろにはあの有名な
「卑弥呼」も登場し、
占いによって、クニを治めていました。

 

二つの時代は、
縄文時代から弥生時代へと文明がすすむに当たり、
その生活の様子に大きな違いがみられるのです。

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あなたはどっち?縄文人と弥生人の違い

縄文時代と弥生時代には、
土器や、生活の様子のほかに、
人にも違いがありました。

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現代の日本人は、
縄文人系の血統と、
弥生人系渡来人の血統の混血が、
日本人の75%を占めていることが分かっています。

 

それぞれ顔や身長に違いがあり、
今でも私たち日本人に受け継がれています。

縄文人と弥生人の特徴

【縄文人】

顔の形は四角く、長方形をしており、
彫も深く、頬骨が小さいのが特徴です。

目が大きく二重で、眉が太く、濃い形をしており、
直線的で、唇が熱く、鼻骨も広く高い構造になっています。

身長は低く、手足指が細く長いのが特徴です。

 

【弥生人】

顔の形は丸く楕円形、彫の深さも平坦で、
頬骨が大きくなっている、
いわゆる「日本人顔」をしています。

目は小さく細く一重をしていて、
眉は細く薄い半円形を描いています。

唇も薄く、鼻骨も狭くて
低い構造をしているのが特徴です。

身長は高く、手足指が太くて短くなっています。

 

現代日本人にも当てはまる点は多く、
顔の造形の特長によって、
縄文人系か弥生人系かを
おおよそで見分けることができます。

 

自分自身と家族・友人などと、
どっち形の顔をしているか
比べてみても面白いかもしれません。

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遺跡見学で理解を深めよう!

日本の歴史を学ぶにあたって、
外せないのが縄文時代と弥生時代。

それぞれの時代の違いを理解すると、
私たち日本人が歩んできた、
文明の進化を紐解いていくことができます。

 

狩猟が中心だった縄文時代から発展し、
稲作を始め、クニが作られた弥生時代。

それぞれの時代の遺跡が、
日本の各地から見つかり、
一般公開されています。

 

縄文時代と弥生時代の違いをより理解するために、
遺跡に足を運んでみるのもいいかもしれませんね。

 

縄文時代の遺跡は、
青森県の三内丸山遺跡
鹿児島県の上野原遺跡が有名です。

 

弥生時代の遺跡は、
静岡県の登呂遺跡
佐賀県の吉野ヶ里遺跡がおすすめです。

 

機会があれば、
ぜひ行ってみてくださいね。




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