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大人の鼻血の原因とは?鼻血に潜む危険な病気

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ある日、
鼻から何か垂れてるなー、鼻水かなー?と
思ってティッシュで拭ったら、
なんと鼻血だった!

と、びっくりしたことってありませんか?

子どものころは、チョコレートを食べすぎたり、
ぶつけたりして、よく鼻血を出したものですが、
大人になれば、自然と鼻血はでなくなるものです。

 

しかし、特に鼻血を出すようなことをした覚えがないのに、
大人になって鼻血が出た場合、
そこには様々な病気が隠れていることがあります。

中には、恐ろしい病のサインの可能性もあるため、
子どもの時のように、「たかが鼻血」と
流してはいけないのです。

今回は、大人の鼻血について、
その原因と隠れている病気についてお伝えします。

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目次

鼻血はどこから出る?原因とは?

子どもが鼻血を出しやすいのは、
鼻の粘膜が大人より弱く、
刺激を受けやすいためです。

鼻ほじりや、寒い季節での外気の乾燥などの刺激を受けると、
この鼻の粘膜が傷つき、出血するのです。

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大人の場合も、鼻の粘膜が弱い方の場合は、
子どもと同じ原因で鼻血を出すことがあります。

 

鼻からの出血の多くは、
小鼻の部分にある「キーゼルバッハ部位」
と呼ばれる場所で起こります。

 

このキーゼルバッハ部位は、特に粘膜が薄く、
鼻の毛細血管がたくさん集まっていて、
血管が傷つきやすくなっています。

鼻血の約90%がこのキーゼルバッハ部位で起こり、
残りの10%は、鼻の奥の鼻腔の粘膜が炎症を起こして
鼻血が出ています。

 

鼻腔の粘膜が炎症を起こしている場合は、
特に重大な病気が隠れている場合がありますので、
注意が必要です。

 

片側の鼻から、前の方にぽたぽた出る程度なら
それほど心配はいりませんが、
片側からでもだらだらと流れ落ち続ける場合や、
両側から出る場合は中程度の出血とみなします。

 

この場合、小鼻の部分を強くつまんで
出血量が少なくなるようなら、
キーゼルバッハ部位からの出血の可能性が高く、
そのまま圧迫を続けていると止血できます。

 

圧迫していても出血が止まらない、
出血量が多いという場合は、
鼻の奥から出血している場合が高いため、
なるべく早く耳鼻科を受診する必要があります。

受診するまでは、仰向けに寝るのはやめ、
椅子に座ったまま止血を行いましょう。

 

また、出血が少量の場合でも、
出血が30分以上続く場合や、
3日に1回と頻繁に出る場合は、
耳鼻科を受診するようにしましょう。

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危険?!大人の鼻血に隠れた病気とは?

では、大人になって鼻血が出てしまう原因を
細かく見ていきましょう。

中には恐ろしい病気が隠れている可能性もあるので、
注意が必要です。

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大人の鼻血の原因とは?

【アレルギー性鼻炎】

アレルギー性の鼻炎は、
ほこりやダニなどが原因として起こる、
「通年アレルギー性鼻炎」と、
スギ花粉などによる「季節性アレルギー性鼻炎」の
2種類があります。

アレルギー性鼻炎にかかると、
鼻の粘膜が弱まり、
鼻の中が傷つきやすくなってしまいます。

粘膜が弱った状態で、
鼻の中をかいたり、
鼻をかみ続けるといった刺激が原因で、
鼻血を引き起こしてしまうのです。

 

【血管運動性鼻炎】

お風呂に入るときや、
スポーツの最中に鼻血が出ることがありますが、
それは血管運動性鼻炎が原因となっています。

血管運動性鼻炎とは、体が温まったり、
冷えたりといった温度変化により、
鼻が敏感になることを言います。

敏感になった鼻に何らかの衝撃が加わると、
鼻血が出てしまいます。

アレルギー性鼻炎と、血管運動性鼻炎の場合は、
特に心配はいりませんが、
特に刺激がないのにもかかわらず鼻血が出た場合には、
以下の病気を疑ってみましょう。

 

【白血病】

別名「血液のがん」とも呼ばれる、
治すことが難しい病気です。

出血しやすくなる、あざができる、
貧血、全身のだるさなどが症状としてあげられます。

白血病になると、
出血しやすくなるため、
鼻血が出やすくなります。

鼻血が頻繁に出る場合は、
早めに医療機関を受診し、
検査を受けましょう。

 

【血友病】

血友病は、生まれつき血液が固まりにくくなる病気です。

かさぶたなどができてもすぐに再出血してしまったり、
あざなどができやすくなったり、
放っておくと、脳に障害をきたす場合もある、
大変危険な病気です。

だらだらといつまでも鼻血が止まらない場合や、
出血が多い場合は、早めに医療機関へ行くことをお勧めします。

 

【高血圧・動脈硬化】

現代人の生活習慣病として、
脳卒中や腎不全などの発症原因になる病気です。

動脈硬化は、
心臓から全身に血液を送り込む役割を担う、
動脈の内壁が硬くなってしまうことを言います。

この動脈硬化は、
高血圧も併発することが多く、
動脈に柔軟性がなく、負担がかかることで、
血管は常に弱っている状態になります。

血管が弱った状態のままでいると、
少しの刺激で出血しやすくなり、
鼻血など、体のいたるところで
出血しやすくなってしまいます。

 

高血圧の状態だと、
鼻血は止まりにくくなりますが、
あわてずに止血をします。

ただし、注意したいのは、
鼻の奥から出血している場合です。

この場合、出血量がどばどばと大量に出るので、
速やかに医療機関を受診しましょう。

 

また、高血圧や動脈硬化を防ぐために、
普段の日常生活を見直すことも大切です。

過度なストレスは避け、
飲酒や喫煙、塩分の多い食事は
控えるようにしましょう。

 

【突発性血小板減少性紫斑病】

この病気は、かさぶたを形成してくれる血小板が減少し、
出血が止まらなくなってしまう病気です。

主に女性が多く発症する病気で、
原因ははっきりとはわかっていません。

 

主な症状に、鼻血、歯茎からの出血、
黒い便が出る、尿が紅茶色になる
といったものがあげられます。

鼻血が出やすく、
なおかつ止まらなくなったりした場合は、
この病気を疑ってみましょう。

 

【肝機能障害】

肝臓では、血液を固めるためのものが作られています。

その肝臓に障害があると、
出血が止まらなくなってしまいます。

突発性血小板減少性紫斑病とは違い、
体のだるさや、黄疸が出るのが特徴です。

これらの症状が出た場合、
耳鼻科ではなく、内科を受診します。

 

【副鼻腔がん】

鼻の中には、副鼻腔と呼ばれる、
鼻の周囲に存在する、
空気で満たされている空洞があります。

そこへ生じるがんが、副鼻腔がんです。

鼻血が出るといった症状のほか、
悪臭を伴う鼻水や、頭痛、
涙が出るといった症状が現れます。

副鼻腔がんが進行していくと、
顔が腫れあがることもあります。

鼻血は初期症状のため、
鼻血が頻繁に続く場合は、
早めの検査が必要になります。

 

 

大人になってからの鼻血には、
上記のような恐ろしい病気が
隠れている場合があります。

子どものころから鼻血が出やすい人でも、
「いつも出るから、そんなに心配ないだろう」と思っていると、
思わぬ病気につながっている可能性もあります。

 

3日以内に頻繁に出る場合や、
出血量が多い場合、
また、少しずつ長く出ている場合は、
速やかに医療機関で検査を受けましょう。

 

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知っておこう!鼻血の正しい止血法

鼻血が出た時の止血の方法、
皆さんはどうしてますか?

「仰向けに寝る」や、「首のうしろを叩く」という方法をしていると
答える方は多いのではないでしょうか?

実は、この方法、
間違った方法だと知っていましたか?

鼻血が出た際の、
正しい止血方法を知っておきましょう。

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鼻血が出た時の正しい止血法

1、座って、少しうつむいた姿勢で安静にし、
親指と人差し指で小鼻を上の方からぎゅっとつまみます。

 

2、脱脂綿などを詰める場合は、
鼻の穴の先だけを詰めるのではなく、
脱脂綿を小鼻に届くぐらいまで長くし、
キーゼルバッハ部位にまで詰め、
1のように指で圧迫します。

 

脱脂綿は、乾いた状態だと、
血液を吸って柔らかくなってしまうため、
少し湿らせてから硬くねじります。

 

この方法で止血すれば、
通常は5分~10分で鼻血は止まります。

 

出血しているときに
頭を低くするのは逆効果です。

 

頭を高くした方が、
血液が足の方へ流れていき、
血が止まりやすくなります。

 

また、出血量が多い場合には、
あおむけにしていると、
血液がのどに流れて飲み込んでしまい、
気分が悪くなったり、
血圧が低下してしまう原因になります。

 

後頭部を叩くといった方法には、
止血の効果は全くないのでやめましょう。

 

急な鼻血で驚き、寝た方が落ち着く場合には、
枕や座布団などで頭の位置を高くし、
横向きの状態で寝かせます。

 

鼻血が出た時は、
あわてて病院に行くことよりも、
まず上記のような止血を行います。

止血を行ったあと、
様子を見ながら耳鼻科を受診するようにしましょう。

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鼻血が出てもあわてず冷静に

突然鼻血が出ると、
だれでもびっくりするものですが、
まずは落ち着いて止血をすることが大切です。

止血を行ったうえで、

  • 鼻血がどのような出かたをしているか?
  • 量はどのくらいか?
  • 出血がちゃんと止まるか?
  • 頻繁に鼻血が出ているか?
  • どこから出ているか?

といった点を見てみます。

 

もしも、通常のたらたらした鼻血とは
違った出血をしている場合には、
重大な病気の可能性もありますので、
速やかに医療機関を受診しましょう。

もし、自分で判断がつかない場合には、
各自治体で、医療相談専用の
電話回線が設けられています。

 

専門の医療相談員が答えてくれますので、
まずはそこに電話をし、
症状について相談してみるとよいでしょう。

大切なのは、「あわてず冷静になる」
ということを心がけましょう。




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