吹奏楽部に入部したんだけど
友達には「ブラス入ったの?」って言われる!
いや吹部なんだけど。。。
「そもそも吹奏楽とブラスバンドって何が違うの?」
って思ってませんか?
CDでも「ブラバン甲子園」っていうのも出てるし
本当はどっち?
そんなあなたの悩み(?)に、中学校はトランペット、
高校ではパーカッション、社会人では指揮者。
毎年、オークションで
吹奏楽コンクール全国大会のチケットを
買ってまで見に行く
吹奏楽バカの僕が解説しましょう!
吹奏楽とブラスバンドがごちゃ混ぜになった
きっかけについても解説します!
では。。。
「トランペット向きの唇じゃない!」と言われて、
なぜかユーフォになって
「それって飛ぶの?」と思ったあなたも、
頭の後ろで手のひらを出すポーズをしながら
一緒に見ていきましょう!
目次
吹奏楽とブラスバンドの違いは?
大きな違いは楽器編成の違いです。
吹奏楽は、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器の他に、
クラリネットやフルートなどの木管楽器や、
コントラバスなどの弦楽器と打楽器で編成されます。
対して ブラスバンドは、
金管楽器と打楽器による編成です。
そもそもブラスバンドの「ブラス」は、
金属の真鍮(しんちゅう)のことで、
真鍮の楽器で編成された「金管バンド」の事を
ブラスバンドと言います。
吹奏楽もTVで紹介される機会が多くなってきて、
大変盛んになってきていますが、
いまだに「ブラスバンド」という言い方をされるのは、
実は昔の軍楽隊の名残なんです。
よく言われるのは、 明治時代の海軍の軍楽隊の教育に 、
ドイツからフランツ・エッケルトという人を呼んだ際に、
木管楽器を含む吹奏楽の事を
ドイツ語で「ブラスオルケスター」と呼んでいたことと、
ジョン・ウィリアム・フェントンが教えていた時は、
軍楽隊の事を英語で「ミリタリー・バンド」と言っていたのが、
ごちゃまぜになったのではないかと言われています。
確かに昔、僕が中学生の頃は吹奏楽部の事を
「ブラス」とか「ブラバン」と言っていました。
昔と言っても戦争中ではないですよ!
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吹奏楽とブラスバンドの楽器編成の違いは?
前の章で書いたとおり、吹奏楽は
金管楽器、木管楽器、打楽器とコントラバス
などの弦楽器 で編成され、
ブラスバンドは 金管楽器と打楽器 で編成されています。
ここで主な楽器の組み合わせを書いておきましょう。
[colored_box color=”light‐blue” corner=”r”] 吹奏楽の楽器編成 木管楽器 ピッコロ、フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、サックス 金管楽器 トランペット、トロンボーン、ホルン、ユーフォニアム、テューバ 打楽器 弦楽器 コントラバス、ハープ、ピアノなど [/colored_box]
[colored_box color=”light‐blue” corner=”r”] ブラスバンドの楽器編成 金管楽器 ソプラノコルネット、フリューゲルホルン、アルトホルン、バリトンホルン、テューバ 打楽器 [/colored_box]
これは楽団の人数により編成が変わってきます。
特に吹奏楽では、大編成と小編成、
また演奏する曲によっても
使っている楽器や楽器のバリエーションが
全く変わってきます。
クラリネットには、高音域のEsクラやアルトクラ、バスクラ
サックスには、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン
トロンボーンにもバストロンボーン
などのバリエーションがあります。
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最後に
吹奏楽とブラスバンドの違いについて
書きましたが、わかりましたか?
これで「木管楽器が入っているのが吹奏楽だよ!」と
さらっと言えることでしょう!
ちなみにユーフォニアムは、
バンドの中ではそんなに目立つ楽器ではありませんが、
あの、うっとりするような甘い音色は
他の楽器ではなかなか出せるものではありません!
ハリキッテ行きましょう!
私も50年以上前、中学生の時、その当時はブラスバンドって言ってましたが
ユーフォニアムやってました。
でも、高校は女子高で当時女子高にはほとんどブラバンがなかったので、
断念してしまいました。
そして、器楽部(帰宅部とも言われてた)に入って無理やり部長になって
編曲を担当し、校内1の部活に昇格させ、帰宅部なんて言われなくなりました。
現在その高校は男女共学なのでもちろん吹奏楽部はありますが、
男女共学になる前から(共学になったのは10年ちょっと前)女子高でも
吹奏楽部はできてたみたいです。
なんとも生まれるのが30年くらい早かったと悔やんでおります。(笑)
今の時代うらやましいです。かえって、女子の方が率先力になってますもの。
吹奏楽とブラバンの違いわかってうれしいです。ありがとうございました。
「真鍮」のブ「ラ」スは RA。
「ドイツ語の吹奏楽器」のブ「ラ」スは LA。
日本人ならではの混同ですね。