今年の前半戦は、あまりいい事なかったな~と言う人は 「夏越の祓(なごしのおおはらえ)」に、行ってみてはどうですか?
ちなみに僕は、去年初めて行きました。 実は去年まで「夏越の祓」なんて 見たことも聞いたこともありませんでした。
日本には、まだまだ知らない伝統行事があるんだなと 改めて感心した次第でございまする^^
と言う、僕のような日本人の方に・・・
「夏越の祓(なごしのおおはらえ)」や、 関連行事の「茅の輪くぐり」 京都の「水無月」というお菓子について解説しましょう!
ではでは、お先にお進みくだされ!
目次
夏越の祓(なごしのはらえ)は、名越の祓とも書きます。
「大祓(おおはらえ)」、「水無月の祓」とも言われます。
「大祓」は、夏と冬に行われる無病息災を願う行事です。
冬は大晦日(12月31日)に行われる「年越しの祓」で、 1年間の穢れ(けがれ)を落とすものです。
これに対し夏越の祓は、丁度、中間の6月30日に行われ 半年間の罪や穢れを祓って清め、後半の無病息災を願います。
茅の輪(ちのわ)くぐりとは?
夏越の大祓の時には、各地の神社で「茅の輪くぐり」という 行事が行われます。
これは、茅(ち、かや)で作った大きな輪をくぐって穢れを落とし、 暑い夏を元気に過ごそう!と願います。
由来は、大昔、蘇民将来(そみんしょうらい)が、 一夜の宿を借りに来た、神様をもてなしたところ、 「疫病がはやったら、茅の輪を腰につけると移らない」と 教えられたといところから、来ています。
ちなみに「茅(ち、かや)」とは、 チガヤ、スゲ、ススキなどの背の高いよく目にする草の事です。
茅の茎には、水をはじく油分があるので、 昔の「かやぶき屋根」の材料として使われました。
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「茅の輪くぐり」のお作法は?
神社によっても多少違いはありますが、 「茅の輪くぐり」には、くぐり方のお作法がありますので 覚えておきましょう!
- 「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えながらくぐります。
- 輪をくぐったら左方向に回って、次に右回り、また左回りと、3回、8の字を描くようにくぐり抜けます。
- さらにもう1回くぐって、神社に進みます。
気をつけるのは、輪をくぐる度に、手前で一礼することと、 左に回るときは「左足」から 右に回るときは「右足」から輪をくぐります。
これで千年、寿命が延びるそうですよ^^
地域によっては、夏越の祓(なごしのはらえ)に、 「形代」を使って祓い清めるところもあります。
ん?形代って?
「形代(かたしろ)」とは?
夏越の祓(なごしのはらえ)では、地域によって、 「形代(かたしろ)」を使った、祓が行われるところもあります。
形代は、人の身代わりになる人形(ひとがた)の事で、 神社に行くと紙の形代が配られます。
その形代に、自分の穢れ(けがれ)を移して、 神社に納めたり、川に流して、自分の代わりに祓い清めます。
形代に穢れを移す方法は? 自分の名前や年齢を人形に書いて、その人型で身体をなでたり 息を吹きかけて穢れを移します。
水無月とは?
夏越の祓(なごしのはらえ)の時に、 京都で食べられる和菓子の事です。
白いういろうの上に、甘く煮た小豆を載せたお菓子です。
暑さを払う氷に見立て三角形で 小豆は邪気を払うとされています。
六月の和菓子と言えばこれ!無病息災を願って水無月9個入り※6月29日出荷限定《Aセット》 価格:1,404円(税込、送料別) |
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まとめ
どうです? 「夏越の祓(なごしのおおはらえ)」わかりました?
地域によっても、ちょっと違いはあるものの こんな伝統行事あるなんて、いい歳取るまで知りませんでした!
案外こう言うのって、日本好きの外国人の方が 知ってたりしますよね?
まだまだ、日本について知らないことがありそうです(^^ゞ
今年は、子供たちと一緒に行ってみるのはどうですか?
7月31日に地元の鷲宮神社に名越祭があるので出かけようと思います。
元日には毎年参拝に行きますが夏越祓には行きませんでした。
俳句の一つも授かれば幸いです。