春と秋にお彼岸があります。
そもそもお彼岸とはなんなのでしょう?
何となく、仏教のしきたりではないかと思うのですが、
その意味や、やり方については、
案外知らない事も多いですね!
そこで、今日は、お彼岸全般について、
お供え物、のしはいるの?お彼岸の時期は?金額は?
などについて調べてみました!
目次
お彼岸の時期は?
彼岸の反対語は、此岸です。
此岸にいるものが、悟りの境地(彼岸)へ
到達することをいいます。
昼と夜の長さが同じになる、
春分の日と秋分の日をはさんだ、
前後3日、計7日間を「彼岸」と呼び、
この時期に仏様の供養をすると、
極楽浄土へ行けると考えられています。
2015年 春のお彼岸は、
- 彼岸の入り・・・3月18日
- お中日・・・3月21日
- 彼岸明け・・・3月24日
このように、春分の日と秋分の日は、
彼岸のお中日と呼ばれています。
お彼岸のお供え物は?
お彼岸には、果物やお菓子の他、精進料理をお供えします。
よく議論になる「ぼた餅」vs「おはぎ」ですが・・・
春は牡丹の花にちなんで、「ぼた餅」と言い
秋は萩の花にちなんで、「おはぎ」と言います。
お仏壇やお墓にお参りできないときは、
お供えの他にお線香を届けます。
お彼岸に伺うとき、奉書や金子包みの表書きは、
「御仏前」「御供物料」「御香料」がいいでしょう。
お寺様へのものには、
「御布施」「御供養」などが一般的です。
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お彼岸のお供え物で喜ばれるものは?のしのTPO?
春のお彼岸は、お寺やご自宅へ、
御供えやお布施としてお菓子を持参することがあります。
その時熨斗をかけるのですが、
水引の種類や熨斗紙の書き方が違います。
お寺さんへお布施として渡す場合は?
御住職へのお礼の品は、無地の白い紙か水引が紅白の蝶結び紙を選びます。表書きは、「粗品」か「上」と書くのがいいでしょう。
お布施(現金)と一緒に渡す場合は、熨斗紙はいらないです。
親戚や知人へのお供え物は?
熨斗紙の水引が黒白、または双銀、場所によっては黄色の結び切りを用意します。
お彼岸のお供え物を選ぶポイント
お寺へ持っていく場合
お菓子 お茶菓子 日持ちするお菓子が一般的です。
- おせんべい
- おまんじゅう
- 羊羹
- クッキー
知人のところへ訪問する場合
- お菓子
- お茶菓子
- フルーツ
- お線香
- 絵柄の入ったろうそく
- 花束
- 故人が好きだったお酒や食べ物
お彼岸に、仏壇を掃除してお供え物をするのは、
亡くなった人がひもじい思いをしないように、
だと思っている方も多いと思いますが、
お仏壇の中心にいる仏様への
感謝と敬意を表す意味合いもあるのです。
彼岸の中日に、お供え物をするのが一番いいですが、
どうしても都合がつかなければ、
他の日でも良いと思います。
故人を偲ぶ気持ちがあれば大丈夫です。
お彼岸に届ける供え物やご香料の金額は?
御主人の実家へ、
お彼岸の法要に行くときに気になるのは、
包んでいくお金の額です。
古い土地柄でしたら、
お寺さんへのお布施も持って行くところもあります。
そこで考えるのは、無駄を出さないということです。
見栄をはって大盤振る舞いをしても、
何もいいことはありません!
気持ちがこもっているお供え物を持参し、
故人に祈りを捧げれば、
それでいいのではないかと思います。
お供え物と、御香料として一万円、
お布施は五千円でいいと思います。
お供え物には、季節の果物や、
住んでいる土地の名物など気の利いたものを
持っていきたいものです。
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最後に・・・お彼岸は、自分たちの生活を見直す機会
日本人が育んできた、「彼岸」という伝統行事は、
深く私たちの生活に根差しています。
年に二度、故人を偲び、仏様のご加護に感謝するこの行事を
大切に受け継いでゆきたいものですね。
世知辛く、人の生命が軽んじられている昨今、
たまには、精神を清めることも大事だ思います。
一族郎党が集って、互いの無事を確認し合い、
お互いの幸せを祈りあう、
お彼岸は、そんな機会を与えてくれます。
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